では、早速アニメーション作りに取りかかりましょう。
まずは、どんなアニメーションにするか、計画を立てて絵コンテを描きます。
絵コンテというのは、イラストの表で、
どのような動画にするかの設計図のようなものだと考えてください。
これは、静止画で言えば「ラフ」に当たる部分で、
絶対に書かないといけない、と言う訳ではありません。
一人で作るなら省略してもかまいませんが、
やっぱり、最終的にはあった方が効率が良かったりします。

【絵コンテ】
非常に雑ですが、上図が今回の記事用に書いた絵コンテです。
さて、内容も決まったところで、素材を作っていきましょう。
今回は蝶々を作ります。
リアルな蝶々と言うよりも、おもちゃのような形状と質感を狙っていきます。
なお、この記事を読んで下さっている皆様は、既に沢山の記事を読んで、
Shadeで簡単な立体を作れるようになっていると思うので、細かい制作方法は割愛します。
頑張って、まずは下図のように、蝶々本体となる部分と、片方の羽根を作って下さい。

【蝶々のモデリング】
アプローチは幾つもあると思いますので、自分の作りやすい方法で構いません。
参考までに、私は本体を回転体から作り、羽根は開いた線形状を「自由曲面」パートに入れ、
線形状をコピーして面を貼っていき、形を整えていきました。
余裕があれば、テクスチャも貼ってください。
次に、羽根にジョイントを入れますが、羽根は「回転ジョイント」で動かします。
回転ジョイントはドアの"ちょうつがい"のように、一方向に回転するようなジョイントです。
「part」から「回転」を選んで下さい。
これで、回転ジョイントを作ることが出来ます。

【パートから回転を選ぶ】
正面図か、右面図の羽根の付け根部分をドラッグして、回転ジョイントを作って下さい。
※羽根の付け根部分に上手く配置できなかった時は、マニピュレーターで移動させて下さい

【回転ジョイントを配置】
これで、ドラッグした方向が軸となるように回転するジョイントが出来ました。
さて、このままでは、羽根は回転しません。今は「ちょうつがい」だけがある状態です。
ですので、ちょうつがいとドアをねじで留めるように、
回転ジョイントと羽根を関連づけてやりましょう。
ブラウザを見て下さい。「回転」というパートが出来ていると思います。
羽根を一つのパートにまとめ、羽根パートを「回転」パートにドラッグして入れて下さい。

【回転パートに羽根を入れる】
これで、「回転」パートの中にある形状、つまり羽根が、回転するようになりました。
ここで、分かりやすいように、回転パートの名前を変更しておきましょう。
では、羽根がちゃんと動くか、動作の確認をしてみましょう。
回転ジョイントのパートを選択状態にして「総合パレット」の「形状情報」を開いて下さい。
「回転」というスライダがありますので、スライダを左右に動かしてみましょう。
羽根が、スライダの動きにあわせてちゃんと動いたでしょうか?
確認できたら、スライダを初期位置(0)に戻しておきましょう。

【ジョイントの確認】
ここまで来たら、あとは、反対側にも同じように羽根を作れば完成です。
もう一度羽根から作り直すことはありませんので、対称コピーを使ってやりましょう。
対称コピーの手順は、次の通りです。
まず、コピーしたい形状(右回転パート)を選択します。
次に「copy」から「数値入力」を選びます。

【コピー>数値入力】
次に、対称の軸となる所(蝶の背中の中心線)をクリックすると、
「トランスフォーメーション」というウインドウが出てきます。
ここで、「X]「拡大縮小」を「-1」にしてやれば、左側にコピーされます。

【トランスフォーメーション】
最後に、左側に出来た回転ジョイントパートの名前を、
分かりやすいものに変更して、形状情報で動きを確認したら完成です。

【完成】
次回は、この蝶々に動きを付けていきます。
自分が作ったものが、モニターの中で動くのは、なかなか面白いものです。
次回も頑張りましょう。
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