前回までの記事(芋虫を動かす(ボールジョイント))で、
芋虫がもそもそと動きながら大きくなるモーションを設定しました。
今回の記事では、この芋虫を前進させます。
Shadeでキャラクターを移動させる方法には、蝶々の時に使った「直線移動」や
「パス」のジョイントを使う方法がありますが、今回は「オフセット」を使います。
これは、キャラクターの歩行モーションなどにも応用が利く手段ですから、覚えておきましょう。
まず、準備として、静止画モードでボールジョイントを新たに作り、
前回までに作ったパートを、全て新しいボールジョイントパートに入れておきます。
ボールジョイントの位置は、前回作った「均等拡大縮小」ジョイントと、
だいたい同じくらいの場所がよいと思います。

【新たにボールジョイントを作る】
では、モーションを設定していきましょう。
シーケンスモードに戻ってください。
ボールジョイント(オフセット用)を選択状態にして、
まずはフレーム0の所で「+」を押し、初期値にポイントを打ちましょう。
この辺りの作業は、今までと同じですね。

【フレーム0、初期値にポイントを打つ】
次は、▼を移動させて、芋虫が縮みきったポーズのフレームにしましょう。
このフレームでのボールジョイント4の位置に、「開いた線形状」で印を付けておきましょう。
この「開いた線形状」はジョイントの影響を受けないように
「ボールジョイント(オフセット用)」パートの外に作っておきましょう。
これは、ジョイントが動いても印の位置が動かないようにするためです。

【縮みきったときのボールジョイント4の位置に印】
ちなみに、上記の作業は必須ではありません。
私が「分かりやすいように」とやっている方法ですので、省略しても構いませんし、
自分なりの方法で位置決めをするのも良いでしょう。
また、standard以上で使用できる「スマートキネマティクス」を用いる方法もありますが、
今回はBasicの方も使える方法として、手作業での位置合わせにしてみました。
では、このフレームにもポイントを打ちましょう。
この時点ではオフセット用のボールジョイントを操作する必要はないので、
このままの状態で「+」を押して、ポイントを作ります。

【縮みきったときのオフセット用ジョイントにポイントを打つ】
いよいよ芋虫が前進します。
▼を移動させて、芋虫が伸びきったフレームにしましょう。
今のままでは、ボールジョイント4が後ろに下がり、芋虫は前進しません。
これを前進させるためには、縮みきったフレームの時のボールジョイント4の位置と、
今のフレームのボールジョイント4の位置が同じにして、
ボールジョイント(オフセット用)が選択された状態にして、
「move」から「オフセット」を選択して下さい。

【オフセットで左にドラッグ】
これでボールジョイント(オフセット用)パートの中にある形状が、
ドラッグで動かせるようになります。
左にドラッグして、「開いた線形状」で作った印と、
今の芋虫のボールジョイント4の位置が重なるように移動させましょう。
移動が出来たら「+」ボタンを押して、ポイントを作ります。

【ポイントを打つ】
これで、芋虫が前進したはずです。
試しに、一度フレーム0に戻って、プレビューで動かしてみましょう。
芋虫が前進するのが確認できたでしょうか?

【最初のフレームに戻って、プレビュー】
あとは、今までの作業の繰り返しです。
芋虫が次に縮んだフレームに行き、ボールジョイント4の位置に印を付け、
オフセット用のボールジョイントにポイントを打ちます。

【印を付け、ポイントを打つ】
また、伸びきったフレームに進み、ボールジョイント(オフセット用)を選択した状態で、
move>オフセットで印の位置に合うように芋虫を移動させ、
位置が決まったら「+」を押してポイントを打ちます。

【オフセット移動後、ポイントを打つ】
この作業を最後まで繰り返していきましょう。
ポイントが打ち終わったら、プレビューで動きを確認して、完成です。
芋虫のアニメーション設定は、これで完成です。
試しにアニメーションレンダリングしてみました。
このようなアニメーションが出来上がりましたが、いかがでしょうか?
次回は、shadeでのアニメーション設定として、「変形ジョイント」を使って、つぼみの花を開花させるモーションを設定したいと思います。
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