前回の「Z値を使った奥行きの表現1」では、Shadeでレンダリングした画像を、
Photoshopで加工して奥行きを表現する方法について、解説しました。
今回は奥行きの表現として、ピンぼけのような効果を付ける方法を解説したいと思います。
最初に断っておきますと、、、
今回はShadeの操作だけで、ピンぼけのような効果を出す方法をご紹介しますが、
実はプラグインを使う事でも同様な事が可能です。
まず、下の画像を見て下さい。
これはShadeの優良なプラグイン「DepthPlus」を用いてピンぼけを再現したものです。

【デプスプラスによるピンぼけの表現】
ご覧の通り、ピントの合っていない所が綺麗にぼけて、ハイライトも美しく表現されています。
ただ残念な事に、プラグインの使える環境(Standard以上)でないとDepthPlusは使えません。
しかし、Shadeの標準の機能にも、ピンぼけのように暈かす機能があります。
これならグレードに関わらず使用出来ますので、今回はこちらをご紹介します。
まずは、ピントを合わせたい場所を、クリックします。
この時、形状を選択してしまい、うっかり変な操作をしてしまわないよう、
Ctrlボタンを押しながらクリックするのがお勧めです。
※Ctrlボタンを押しながらクリックすると三次元カーソルの位置だけが指定され、形状の選択を行いません
もし、ピントを合わせたい位置に上手くカーソルを持って行くことが出来ない場合は、
ラージカーソルにすると分かりやすいでしょう。
図の丸が付いている印をクリックして、グレーにしておくとラージカーソルになります。

【焦点位置をクリック】
それでも上手く行かない時は、正面図のグリッドの外の目盛りのような所をクリックし、
カーソルX軸の位置を指定した後、側面図にカーソルを持って行くと上手く行きます。
次に、総合パレットの「カメラウインドウ」を見て下さい。
「詳細設定」の部分が畳んである場合は、▼をクリックして詳細設定の項目を開いて下さい。
ここの「焦点」をクリックし、スライダを調整します。
これで、ピントが合う位置と、ぼかし具合の設定が完了です。

【カメラウインドウの「焦点」をクリック】
あとは、レンダリング手法を「パストレーシング」にして、レンダリングすればOKです。

【パストレーシングでレンダリング】
こうして完成した画像が下図になります。

【焦点設定したレンダリング画像】
いかがでしょうか。このページ一番上のプラグインを用いた画像と比較してみて下さい。
プラグインが使えない環境で、Shadeのみで表現できるのは利点です。
しかし、「暈かす」のみなので、プラグインを用いた絵のような
ハイライトのキラメキなどは表現できていません。
また、少々ザラついた感じもありますが、このザラつきは設定次第で、多少軽減出来ます。
しかし、そのためにはレンダリング時間を犠牲にする必要があります。
このように、shadeのみで上手くピンボケ効果を出すには、幾つか残念な点も残ります。
そこで、次回はPhoshopを使い、ピンぼけのような効果を出す方法をご紹介します。
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