shadeによる作品制作の最終段階に来ました。
前回までの記事で、レンダリングに必要な設定をすませました。
今回はいよいよレンダリングです。
では、早速レンダリングしてみましょう。
「すべての形状をレンダリング」を実行してください。

【レンダリング画像1】
「レンダリングの準備をする」の項目での最後の画像と比較してみてください。
パストレーシングを使用しているため、光りが回り込み、全体に明るくなりました。
バックドロップで設定した画像が合成され、晴れた昼間の絵らしくなったと思います。
しかし、全体に陰影が飛んで、絵に平坦な印象がありますので、少し、修正しましょう。
絵が平坦に見えるのは、無限遠光源の「環境光」が原因と考えられます。
環境光は陰の部分を明るくして、擬似的に光りの回り込みを演出してくれますが、
陰影が弱くなり平坦な絵になってしまうことがあります。
今回はパストレーシングによる間接光もありますから、これは「0」にしてしまいましょう。

【無限遠光源、環境光】
再び、レンダリングしてみてください。
下図のように、今度は陰影が綺麗に出て、全体に立体感が増したと思います。
しかし、環境光を0にしたため、少し暗くなりました。

【レンダリング画像2環境光0】
もう少し間接光を強くして、全体に明るい印象にしたいと思います。
イメージウインドウから「大域照明」の設定を見て下さい。
一番下に間接光の明るさを調節するスライダがありますので、これを上げましょう。

【間接光の値設定】
これでレンダリングしてみましょう。
いかがでしょうか。
はじめの画像に比べて、陰影が綺麗に描かれていますし、
二番目の画像より全体に明るく、晴天らしい印象の絵になったと思います。

【レンダリング画像3間接光を上げる】
今回は、これで完成とします。お疲れ様でした!
さて、ここまで私が記事に書いてきた内容は・・
「最低限これを知っておけば、こういう絵は作ることが出来る」というだけで、
言うまでもなく、これがshadeのすべての機能ではありません。
今回説明しきれなかった機能も多くありますし、紹介した方法以外のアプローチもあります。
今回は、shadeを使ったことがない人にも、
まずは楽しく作品を作ってもらう事を目標に記事を書かせていただきました。
したがって、混乱が少ないように、アプローチが複数あるようなケースでは
あえて一つしか説明しなかったり、「どうすればいいか」と言うことに文章を裂き、
「何故こうなるのか」という事に関しては説明を省いている部分も多々あります。
また、私個人がshadeを始めたばかりの頃つまずいた点、難しかった点に文章を裂いております。
拙い文章ではありましたが、作品制作の楽しさが少しでも分かって頂けたなら幸いです。
なお、次回からの講義は、Shadeでも上級者用の使い方を解説します。
まずは、次回では、αチャンネルを使った合成の仕方を解説します。
|
当サイト作者による『Shade12CGテクニックガイド』が、Amazonより絶賛販売中です^^ Shade12入門用として、初心者の方にも分りやすく丁寧に解説しているとともに、上級者の方向けに喜んで頂ける様、CG製作のテニックも随所に渡って解説しております。 特別付録として、CD-ROM(Shede12体験版・本書関連データ)も付いてます! >>Shade12 CGテクニックガイド (I・O BOOKS) |